注意点

しじみが冷凍できるって本当?

通常、野菜や肉などの食材は冷凍保存することによって鮮度や味が落ちることがほとんどである。
これにはいくつか理由がある。
まず、冷凍する事によってビタミンが損傷し、失われる為。
また、細胞壁の損傷により旨味成分が失われる為である。

しかし、しじみにおいては冷凍することによって栄養価が増すという実験結果が発表されている。
しじみにはアミノ酸の一種であるオルニチンが多く含まれていることで知られている。
このしじみのオルニチンについてはこちらのサイトで詳しく解説されています。
冷凍することでこのオルニチンが、通常時から約8倍も増加したというのだ。

このオルニチン増加のメカニズムは、実はまだよくわかっていない。
しかし、日本と同じように古くからしじみを食べる文化のあった台湾や韓国では、冷凍してから食べるのが一般的だという。
冷凍してからの方が、しじみの効き目や旨味が増すことを身体で感じて知っていたのだろう。

しじみの冷凍方法としては、まず流水でしっかり汚れを落とす。
そして砂抜きをする。
その後フリーザバッグやビニール袋などに入れ、冷凍保存するだけだ。
その際、1回量ずつの小分けにしておくと、後々使用しやすい。

また、通常家庭用の冷蔵庫に付随している冷凍室の温度設定は、−20度程度であることがほとんどだ。
しかし、しじみが凍り始める−4度程度で冷凍した方が、旨味がより増す。

しじみを冷凍する際には新聞紙などにくるんで冷凍庫にいれるといい。
こうすることで直接冷気があたらずに、−4度に近い温度でゆっくり冷凍することができるのだ。

冷凍しじみを料理に使用する際は、解凍は必要ない。
たとえば味噌汁に使用する際は、沸騰したお湯に直接放り込めば良い。
この際、生のままで使用する際よりも、加熱時間を短くする必要がある。
一度冷凍している為に細胞壁が壊れており、あまり長く加熱しすぎると旨味成分がすべて流れ出してしまうのだ。

適度な加熱時間で調理されたものであれば、生から調理した際よりもダシが出て旨味を強く感じることができるだろう。
冷凍することによって含有量が増加したオルニチンは、肝機能向上、疲労回復などに効果がある成分だ。
古くから二日酔いにはしじみの味噌汁を、と言われてきたのは科学的に見ても間違いないのである。

Copyright(C) 2013 体に良い貝類の食べ物 All Rights Reserved.